7世代で使ったバンドリ達
こんにちは、春神です。
もうアローラともお別れということで、7世代で私が特に愛用し、使い込んだアーキタイプである「バンドリ」について書き残したいと思います。
と言ってもただただこれまでのバンドリ構築を列挙していくだけになりますが、最後まで見ていただけると幸いです。
【前提:バンドリ】
バンギラスで砂を撒き、S二倍ドリュウズを作り出す天候ギミックの一種。
地震による制圧力や元々のステータスの高さが魅力的ですが、ランドロスがどうしようもなく重いなど偏った組み合わせでもあります。
【バンドリジャラランガ】
初めて砂パ、つまりバンドリを使った時のパーティ。
バンドリマンダは耐性補完こそ優秀なものの、天敵ランドロスに対しての打点が微妙なのが気になるところ。
よりランドロスに強くボーマンダの互換になり得るポケモンを探したところ、ジャラランガが良さそうと考えたことから構築が組まれました。
残りのメンバーはボーマンダの担っていた耐性を意識した感じ(若干破綻しているような......)ロトムは水だったり草だったり。
ジャラランガ@こだわりメガネ 特性:防音 性格:控えめ
努力値:CSぶっぱ
喰い断さんの記事から着想を得た、自称「ランドロスに強いボーマンダ」。
時はUSM発売から数か月後、ジャラランガが最も注目されていた時期。
フェアリー2体は当たり前、フェアリー3すら見かける環境下ではZは通せないだろうと考えた結果、立ち回り上小回りが利きつつZの火力を再現できるメガネでの採用となりました。
初手にトゲキッスと並べるだけでフェアリーを釣りだせるので、それを見越して即引きしながら追い風が基本の動き。
戦績:最高レート1712
めっちゃ勝てた。
この当時の私は対戦理論なども知らず1500台を維持するのがやっとといった感じの実力であり、明らかにおかしい勝ち方をしている。
恐らく世界がジャラランガに慣れていなかったのが原因でしょう。皆ホイホイフェアリー後出ししてきたし。
レヒレが重かったりゴチルゼルに嵌められたりワルビアル(なんと浮いていない)に一掃されたり等、構築の完成度は正直高いとは言えない...。
というか耐性枠を用意している時点で、ボーマンダ+ランドロスキラーと変わらないんですよね。ジャラランガにも独自の強さがあるとはいえ、威嚇分だけ損している。
何はともあれ、これを機に対戦に本格的に取り組もうと考え、そして今の環境にたどり着いたのでこの構築には感謝せねばなりません。ありがとうジャラランガ。剣盾でも頑張れジャラランガ。
【バンドリコケライ】
久しぶりにバンドリを使いたいなと思ってボックスを見たところ、丁度コケコライチュウがいたのでくっつけたパーティ。
パラセクトを除くとスカーフバンギラス(実数値186)が最遅という、前のめりにも程がある超攻撃的な構築に仕上がりました。
今回はジャラランガではなく素直にボーマンダを採用。流石に耐性がボロボロだったのでどうしても浮いてもらう必要があった。
モロバレルではなくパラセクトなのも地面耐性が欲しかったがための選択。どちらかと言うと味方の地震を受けるほうが重要だったりします。
アローラライチュウ@命の珠 特性:サーフテール 性格:臆病
努力値:CSぶっぱ
技:十万ボルト/サイコキネシス/草結び/猫だまし
ほぼノリで採用された第二のドリュウズ。
出す相手さえ間違えなければ、ゲンガージャラランガをサイキネで倒したりラグラージの上から草結びしたり、しっかり活躍してくれました。
素の打点ではラグラージをワンパンできないため珠持ち。それによって耐久の低さに拍車がかかっており、本当に出す相手を選ぶポケモンになってしまった。
戦績:1700に届かなかった
地力が上がっていたのかそう酷い結果にはならなかったものの、前構築を超えられなかった。
そもそもランドロスが辛いバンドリと地面に手が出ないコケライを合わせてどうするといった話ではある。そしてその分の負担は全てボーマンダとパラセクトに行っているので当然過労死する。
他にも「誰もトリトドンをワンパン出来ないのに全員がトリトドンからワンパンされ得る」「どうやってもクレセリアが突破出来ない」等々、前のめりの弊害が露骨に出てしまっている。これでよく1600維持できてましたねほんと...。
ちなみに明らかに怪しそうなパラセクトですが、彼は選出したほぼ全ての試合で活躍しています(それ自体が歪みの象徴みたいなところはある)。
【バンドリグソクムシャ】
過去の自分を超えるべく、珍しく真面目な動機と考察によって組まれたパーティ。
これまでのバンドリでクレセランドに苦戦していたため、その両方に強いポケモンとしてグソクムシャを採用。
バンドリコケライで数値の高さに助けられた経験から、取り巻きを高種族値で固めてあります。
面子上はライチュウがグソクムシャに、パラセクトがクレセリアになっているので如何にも純粋強化って感じ。
グソクムシャ@鉢巻 特性:危機回避 性格:意地っ張り
努力値:HA軸
クレセランドを狩る虫。
鉢巻を巻くことでランドロスを威嚇込みアクジェで確2、クレセリアも吸血で確2。
代名詞である出会い頭を持っていませんが、これはどうせ警戒されるものをわざわざ打つことはないだろうという考えに依ります。あと恒常的な虫打点が欲しいので。
危機回避が暴発することはあまりなく、砂での調整も出来るので思った以上に使いやすいポケモンでした。
舐めたレヒレを毒づきでごっそり削ったり、バシャーモを加速の上から縛るなどの活躍を見せた反面、相手のコケコがかなり重い主原因でもあったり。
戦績:最高レート1691
超えられなかった。
恐らく7、8回ほど1700チャレンジをして全て失敗しています。
グソクムシャが2枚目3枚目の威嚇で止まってしまう場面が多く、ランドロスを物理で殴ろうというのが間違っていた。バンドリグソクで物理型3体ですしね。
その関連で猫威嚇でサイクルしてくるガオガエンが辛かったり、コケコが受けにくくて辛かったり。
弱くはないが勝ちきれない、そんな印象の構築になってしまいました。前のめり癖があるようで、サイクルを回して耐え忍ぶといったプレイングに慣れなかったのも反省点。
この構築でシーズン16後半を200戦ほど戦っており、特に使い込んだパーティなだけに目標達成出来なかったのが悲しい...。
【バンドリサナZ】
バンドリグソクで燃え尽きた翌日、突然モチベーションが復活したため遊び用に組んだパーティ。
ボックスのサーナイトを見てバンドリサナを思い出したものの、これ以上サイクルをしたくなかったためガオガエンをポリゴンZで代用。
後の2体は居たのを突っ込みました。
ポリゴンZ@ノーマルZ 特性:適応力 性格:臆病
努力値:CS軸
技:シャドーボール/破壊光線/守る/テクスチャー
エースポケモンのふりをしたハイスペックデコイ。
スカーフランドやZコケコの前であろうと躊躇なくノーマルZを押します。
ポリゴンが落ちればサンダーの追い風がフルに残り、サンダーが落ちれば相手を一体破壊。両方残ったら破壊光線乱射ボーナスタイム。
相手によってはテクスチャーZで全抜きを狙うことも。
戦績:最高レート1706
勝ててしまった。
遊び用構築がガチ構築より強かった(少なくとも同レベルには強い)というのは、なかなかにキツイものがありますね......。
最高レート更新とはならなかったものの、使っていて非常に楽しいパーティでした。ひたすら攻撃し続けてリソースが切れる前に倒し切れば勝ちという単純な戦い故、難しく考えなくていいのが良かった模様。
気にいったので喰い断さんに投げて動画に出して頂いたりもしました。
この構築でゴリ押しに目覚め、ここからポリゴンZをより中軸に据えたパーティを組んだりもしています。
【バンドリジャラランガ改】
全ての原点とも言えるバンドリジャラランガをリメイクしたパーティ。
今回のジャラランガはZ。マリルリもZ。つまり2メガ2Zになっている。
出来るだけパワーを高くしようとした結果であり、むしろ選出がしやすくなったのがありがたいという部分も。まあ大半はノリと勢いでの決定ですが。
トゲキッス@マゴの実 特性:天の恵み 性格:図太い
努力値:HB軸
喰い断さんになんか褒められたトゲキッス。
この構築のまさに核と呼べる超重要ポケモンであり、ほぼ全ての試合でこいつから展開していきます(2メガ2Zだから当然だが)。
バンドリでランドロス等の物理を誘い、それをリフレクターで抑えながら追い風この指でサポートする......という動きを指摘されて初めて気が付いた。
「ランドロスの地震連打が辛いなあ」というふんわりとした気持ちからマジカルシャインに替えてリフレクターを入れて、そのまま試運転せずに送ったので完全に意図していないシナジーでした。
後で自分でやってみたらとても強かったです。
戦績:最高レート1731、瞬間79位
ついに最高レート更新。ついでに二桁順位。とても嬉しい。
構築上選出ミスが起こりにくく、Zかドリュウズを通すという分かりやすい勝ち筋があるのでプレイングがぶれにくい。結果的に安定感があったのが良かったのかなと思います。
ゲンガー辺りがやや怪しいものの、上手いこと構築を組めて回せた感じがあってとても楽しかった。まだ改善の余地はあるでしょうし、剣盾で流用出来ないかな...。
【あとがき】
ここまで読んでいただきありがとうございます。
長く使った構築ではありますが、まだまだ開拓しきれていないので新世代へ行くのが若干寂しいような。
あと振り返って気づきましたが、構築の組み始めがだんだん適当になってる気がします。こんなので大丈夫だろうか...。
幸いガラルにはバンギラスはいるらしいので、是非とも砂を使い続けたいですね。
それでは。